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2014年12月23日 (火)

タンブリングダイス再発! ボビー、ニッキー!!

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久々にブート買いました(笑)(トップ画像は店から拝借w
いつの間にかテイラー氏とボビー・キーズ
それにニッキー・ホプキンスの三人入りの即席バンド
その名も「TUMBLING DICE」の3回だけのライブを完全収録した
名盤の再発なんだけどタイミング的にはボビー・キーズが
亡くなってしまった為の追悼盤的な扱いみたい。
商魂逞しいブート界ですがこのタイトルは確かに近年あまり見かけなく
欲していた人は多いかも知れない。いやぁ。久々に聴いた聴いた(笑)
少しだけ旧盤とも聞き比べもしたけど収録時間とか含めて違う・・・。
新しい方のがマイルドな音に仕上がってる。旧盤のが音圧高めですね。
好みによってどちらがいいか分かれるかも。ただ元々バーみたいな場所が
会場だから酔っ払いの客がちょっとうるさいんだけど
更に新しい方のがそのまんまっぽい。 ・・・にしてもうるせえなぁ(笑)
CD3枚入り厚ケースなんだけど中のデザインなんかは最近のこの店の作りです。
そつが無く格好いいデザイン。旧盤のがいかにもなブートっぽい作りです。
盤のデザイン自体は新しい方のがちゃんとピクチャー仕様で圧勝だね。
もしかしたらCD-R盤かもって思ったんだけどちゃんとプレスで良かったぁ。

それにしてもニッキーとボビーが亡くなってしまったのが本当に惜しい。
もう一度ニッキー入りのストーンズも見たかった・・。
例によって仰々しい店のレビューを載せておきます。
オマケで貰ったのはテイラーのファンハウス時代のやつでウィスキー買うと
貰えたやつのまんまコピー。これは正直それほどありがたくない(苦笑)P1020227
旧盤との比較を少ししてみました。

14/12/21
MICK TAYLOR, BOBBY KEYS, NICKY HOPKINS - TUMBLING DICE(3CD)
plus Bonus CDR "MANHATTAN SOUND COASTER-Ⅱ(BLUES)"
* Numbered Stickered Edition Only

Charcoals, Kendall, Florida, USA 29th April 1992 TRULY PERFECT SOUND
Charcoals, Coral Springs, Florida, USA 1st May 1992 TRULY PERFECT SOUND
Charcoals, Miami Lakes, Florida, USA 2nd May 1992 TRULY PERFECT SOUND

ボビー・キーズの訃報を受け、当店が2003年にリリースしていたタイトルが久々の復活を果たします!そのタイトルは1992年にボビーが参加したバンド、タンブリング・ダイスのクラブ・ギグを収録した名盤です。92年と言えばストーンズの活動が休止していた時期であり、フロリダのプロモーターによってストーンズ絡みのメンバーを集めたバンドの結成とギグが企画されました。そのバンドはタンブリング・ダイスと命名されてフロリダのクラブでギグを披露したものの、その回数はわずか三回。しかもメンバーがボビーにミック・テイラー、そしてニッキー・ホプキンスという錚々たるメンバー。にもかかわらず短期の活動で終わってしまったユニット三回のギグをすべて収録し、しかも極上のオーディエンス録音で収録していたタイトル『TUMBLING DICE』は2003年当時、300枚限定でリリースされたものの、あまりに魅力的な面子と演奏内容、そして音質の良さが相まって早々にSold Outを記録したものでした。そのリリースから十年以上の歳月が経過しましたが、ボビーの訃報を受けてあのタイトルを思い出された方も多く「2003年に入手できなかった」あるいは「最近になって存在を知った、是非聞いてみたい」というリクエストをいただきました。そこでボビーの追悼の意味も込め、本当に久しぶりの再発が実現します。
もちろん今回の再発ですが、単に2003年当時のリリースを焼き直すだけのような安直な真似はいたしません。それにこの十年の歳月がマスタリング技術を向上させているのですから、新たなリマスターを施すのは当たり前。一回目のギグと二回目のギグの音源で混入してしまったノイズを削除。それは4月29日が「You Gotta Move」、5月1日のギグは冒頭のバンド・イントロで入っていたものです。また2003年当時には不明瞭だった曲目クレジットも正確に表記。再発するのであればどれも必須条件レベルではありますが、音質面だけでなくアイテムとしての仕上がりも向上しています。

それぞれのギグがどれも非常にオンな音像と破格のクリアネスで録音されていた極上音源であったことも2003年に好評を呼んだ一因でしたが、それら三回のギグの音質や内容はそれぞれに特徴があります。ユニットのデビュー・ギグとなった4月29日ですが、バンドが登場する前から周囲の観客の声が大きく聴こえるなど、もっともクラブの臨場感が生々しく伝わってくる録音状態です。もちろん演奏が始まると周囲の会話は収まるのですが、この時の臨場感からは「ストーンズ絡みのメンバーがこれからどんな演奏を繰り広げるのか?」という期待が伝わってきます。そんな中で始まったタンブリング・ダイスのデビュー・ステージは最初から演奏が意外なほど磨き上げられており、初回のギグにありがちな乱れなどはほとんどありません。この辺りは歴戦練磨のミュージシャンの集まったユニットならではでしょうか。それにテイラーのギター・プレイがもっともオンで生々しく捉えられているのがこの日です。

二回目となる5月1日のギグは三公演の中でもっともオンな音像を誇る録音が魅力的です。他の日と比べてカルヴィン・サミュエルズのベース・プレイが明瞭に聴き取れる点も同様でしょう。サミュエルズと言えばクロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤングのツアーでベーシストを務めていたことがロックファンに有名で、この日のメンバー紹介でもそのように紹介されています。しかし80年代前半にはテイラーが元テン・イヤーズ・アフターのアルヴィン・リーと活動していた時にベーシストを務めていたことがあり、彼のつながりからユニットに誘われた可能性が高そうです。そうしたロックファン感涙のメンバーでまとめられたユニットではありますが、サイド・メンやバック・バンドのメンバーとして活動してきたミュージシャンの集まりということから「ボーカリスト」不在というのが弱点かもしれません。どの日もテイラーが数曲歌ってはいますが、この日はチェンバース・ブラザースのレスター・チェンバースが参加して二曲のブルース・スタンダードでリード・ボーカルを取っています。この日しか演奏されなかった二曲に本職ボーカリストが加わったことでギグは一気に白熱、他の二日とは違ったメリハリのある内容となりました。

そして三日目の音源は初日の臨場感を大人しくしたような音質と録音状態であり、この日も素晴らしいクリアネスでギグの様子を伝えてくれます。三日間を通して演奏された「Edward」はニッキーのアルバムで日本でも一時期再評価が盛り上がった『THE TIN MAN WAS A DREAMER』からのナンバーで、この二年後に亡くなってしまうとは思えないほど見事なニッキーのピアノさばきが聴かれた点が2003年のリリース時には話題となりました。先の理由からインストが多いライブ構成なのですが、だからこそテイラーやボビーが思う存分演奏している点はこの日も本当に素晴らしい。ニッキーだけではなくボビーまで亡くなってしまった今となっては、両人のプレイの閃きが本当に感動的に聴こえるのです。ストーンズ・ソング「Can't You Hear Me Knocking」はテイラーが以前からライブで後半パートを演奏したアレンジで演奏されていますが、三日間の中でもこの日の演奏は本当にアツい!途中で観客を追い出すようなクラブのギグらしい場面が聴かれますが、それに乱されることなく燃え上がる演奏は本当に最高。
こうして三日間それぞれが聴きどころの連続と言っても過言でない幻のユニットのギグを収めた幻のタイトルが今回も限定のプレスCDにてリリースされます!極上音質にその貴重な内容と白熱の演奏はもちろん(このメンバーですので71年辺りのストーンズを彷彿させます)ですが、随所でボビーのMCが聴けるというのがまた貴重でしょう。あのサックス・プレイがストーンズのコンサート以上にたっぷりと聴ける、彼への追悼を込めたリリースをどうぞお見逃しなく!

★100枚のみのナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1(67:34)
Charcoals, Kendall, Florida, USA 29th April 1992

1. Introduction 2. Hideaway 3. Mercy Mercy 4. You Gotta Move 5. Edward 6. Soul Serenade
7. Can't You Hear Me Knocking 8. I Wonder Why 9. Outroduction

Disc 2(77:53)
Charcoals, Coral Springs, Florida, USA 1st May 1992

1. Band Introduction 2. Hideaway 3. Mercy Mercy 4. You Gotta Move 5. Edward
6. Five Long Years 7. Baby What You Want Me To Do 8. Can't You Hear Me Knocking
9. Little Red Rooster 10. Outroduction

With special guest Lester Chambers (Vocal) on Five Long Years and Baby What You Want Me To Do

Disc 3(56:06)
Charcoals, Miami Lakes, Florida, USA 2nd May 1992

1. Introduction 2. Hideaway 3. Mercy Mercy 4. You Gotta Move 5. Edward
6. Soul Serenade 7. Can't You Hear Me Knocking 8. Outroduction

Mick Taylor - Guitar, Vocal Bobby Keys - Saxophone Nicky Hopkins - Keyboards
Calvin "Fuzzy" Samuels - Bass

IMPORT TITLE \4,500 12月19日(金)発売 ★ギフト対象品
14/12/21
★★特別企画

★「TUMBLING DICE」の初回ナンバー入りステッカー付きに限り、ミック・テイラーの「STRANGER IN THIS TOWN」リリース期にウイスキー輸入会社とのコラボレーションで国内で限定リリースされた非売品CDシングル「MANHATTAN SOUND COASTER-Ⅱ(BLUES)」を原盤より復刻。1989年ニューヨークはローンスター・ロードハウスでのライヴ2曲を公式ライヴ盤と同じレベルの完璧なサウンドボードテイク楽しめます。

MICK TAYLOR - MANHATTAN SOUND COASTER-Ⅱ(BLUES)(Special Bonus CDR)
Live at Lone Star Roadhouse, New York City, NY. USA 1989 STEREO SBD

「STRANGER IN THIS TOWN」リリース期にウイスキー輸入会社とのコラボレーションで国内で限定リリースされた、貴重な3インチ盤・非売品CDシングル「MANHATTAN SOUND COASTER-Ⅱ(BLUES)」を復刻。1989年ニューヨークはローンスター・ロードハウスでのライヴ2曲を公式ライヴ盤と同じレベルの完璧なサウンドボードテイク楽しめます。当時、レコード店ではなく、酒屋で、アーリータイムス、オールドフォレスターといったウィスキーを何本か購入すると特典としてプレゼントされていた企画CDですが、今となっては貴重。裏面の「回転ドアを開けると同時に、強いリズムが身体を叩いた。スニーカーのひもを締め直し、今度はゆっくりとドアを開けた。バーボンが星になる街、NY。」というコピーが凄いですが、内容は一級品。同じ89年ライヴを収録した「STRANGER IN THIS TOWN」はスウェーデンで録音されたものがメインで後はドイツ、フィラデルフィア公演が一曲ずつと言った内容であり、当然、本盤で聴けるテイクとは別です。プロモ・オンリーとはいえ、公式としてリリースされていたものですので、ミックスを始めその内容は完璧の一言。この機会に是非お楽しみ下さい。

(9:59)
1. Laundromat Blues 2. You Gotta Move

Mick Taylor - guitar, vocal John Paris - guitar Teo Leyasmeyer - piano
Damon Duewhite - drums Chulo - bass
 
Special Bonus CDR for limited numbered stickered edition of "TUMBLING DICE"(3CD)

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コメント

hiroさん

私も大変悲しんでます(泣)
「Black&Blue」以降の曲やるツアーなら仕方ないけど
「スティッキー~」でテイラー抜きはあり得ないですよね。
どこにもコメントしてないしするつもりも無くなったんだけど
本当に愚行だと思います。
もうストーンズは観たくありません。

投稿: Megaty | 2015年4月 6日 (月) 00時42分

次回のSTONESの北米ツアーにテイラー不参加になって、テイラー、ボビーキーズのいない「STICKY FINGERS」LIVEって何がいいのやら。

投稿: hiro | 2015年4月 5日 (日) 21時53分

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